「税理士は中小企業にとって一番身近な存在」だとよく言われます。
起業したての会社にとって、まず初めは一定の売り上げの確保が
目標となります。一定の売り上げが確保されないと、家賃、給料など
の固定費が払えなくなり、資金が尽きれば倒産するからです。
一定の売り上げが確保されれば次は、利益を出すため、企業の規
模を拡大するためにさらなる売り上げ増加を目指して頑張ることに
なります。
この過程で無視されがちなのは、企業内部のことです。企業の売り
上げの増加は当然気になりますので、言われなくとも、寝食を削っ
てでも増加のために努力しますが、表を支える内側の状態というの
は見逃されがちです。
社長さんの体と同じで、起業したてで気力・体力が充実しているとき
には寝ずとも大丈夫と考えるのですが、ふと気づくと何となく体調が
良くない、病院に行く回数が増えた気がする、という具合です。
企業も同じで、順調なうちは、あるいは成長しているときは気になら
ないのですが、ふとした時に最近ちょっとなー、となります。
このときに誰に話をしてみるかというと、会社の内部の人間でなく外
部の人間で、できれば会社のことをよく知っている人間、さらに、取
引先では話が業界に広まってしまう可能性があるので、同業者でな
い「税理士」になるのではないかと思います。
私達はそのような「とりあえず話だけでもしてみるか」という税理士
になりたいと考えています。