法人と個人、心理的な壁

個人で事業をするか法人で事業をするかで考えている方の多くは、

「初めはあまり大々的にしなくてもそのうち仕事が順調にいくようになればまた考えれば

いいや」

という方や、

「うちはまだ小さいんだから法人なんてとんでもない」

という方がほとんどだと思います。

法人と考えると日々テレビで広告を行っている大企業のようなイメージが先行しますが、

日本の企業の99%は中小企業で、それも家族しか仕事をしていないという会社もかな

り多いのです。(客観的な統計資料等はそのうち付け加えていきたいとおもいます。)

私は以前、税務署で中小企業の調査等をしていましたが、「社長が一人株主」で「社長

と奥さんが役員」「従業員はいません」という会社で、数千万円の売り上げがある会社

もありました。また、この会社の規模でプラス従業員が数人いるという会社も多くありま

した。(この違いは事業の性質にもよります。)

逆に、税務署の2月から3月の恒例の行事である確定申告の会場で、同じ数千万円の

収入で従業員が数人いて、申告書の作成指導の順番を待っているという方もいました。

法人にしていない人の場合、法人なんて大げさなという気持ちがあると思います。しかし、

これは大げさでもなんでもありません。法人といっても外観は個人事業のまま、「株式会

社〇〇〇」といった表示をしなくて一見普通の個人の自宅という状況で、取引先しか法

人であることが分からない、という法人もありました。

法人にしたからといって、看板などの広告をしなければいけないということもなく、 違うの

は登記があるかないかだけだ、ということもありました。その登記も取引先だけしかしら

ない、ということもありました。

ですので、法人だからといって気張る必要もなく、個人と同じように気張らずに事業をや

っていけるのです。