容積率の異なる2以上の地域にわたる宅地の評価

容積率の異なる土地.png

大きな道路に面してマンションなどが建てられるような土地があります。このような土地は

容積率が大きく設定されています。路線価は基本的に容積率を加味して設定されています。

そうしますと路線価がある土地の奥にある容積率が小さい土地は、高く評価されてしまう

ことになります。これを少しでも補正するために、評価を下げる方法があります。

計算式は、

容積率の異なる土地計算式.png

となっており、容積率が価格に及ぼす影響度は、高度商業地区・繁華街地区は0.8、

普通商業・併用住宅地区は0.5、普通住宅地区は0.1となっています。

 この式に数字を当てはめると、容積率の格差に基づく減額率は

容積率の異なる土地計算式2.png

 となります。

減額調整後の価額は

正面路線価 × 奥行価格補正率 ー ( 正面路線価 × 奥行価格補正率 × 減額率 )

250,000円 × 1.0 ー ( 250,000円 × 1.0 × 0.031 )= 242,250円

となります。これに面積をかけると全体の評価額となります。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-5577-6090

東京都千代田区神田神保町の青木宏二郎税理士事務所です。
経営者の方と一緒に会社のことを考えさせていただきます。お気軽にご相談ください。